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シリコンベルトコーティング

シリコンベルトコーティングの基本知識

シリコンベルトコーティングとは

シリコンベルトコーティングは、搬送ベルトなどの基材表面にシリコーン系ゴム/レジンの薄膜を形成し、非粘着(離型)性・耐熱/耐寒性・弾性などを付与する表面改質技術です。ホットメルトや粘着剤、食品関係(餅や米など)の付着を抑え、搬送・剥離・清掃を安定化させます。御社ページでも、衛生材料の製造ラインやホットメルト使用ラインのベルト・受け皿などに適用していることが明記されています。膜厚の一例は0.1〜0.5mmです(基材・形状により最適値は変動)。 

シリコンとフッ素の違い

  • 非粘着・滑り: 一般論としてPTFE(フッ素)は極めて低摩擦で非粘着、滑りが必要な摺動用途に強みがあります。一方、シリコンは非粘着性に加えて弾性や衝撃緩和が利点です(PTFEの低摩擦・非粘着はフッ素樹脂の代表的特性)

  • 耐熱: シリコン樹脂系は高温域での耐熱安定性に優れ、配合により400–600℃領域での耐熱性能が確認される事例も報告されています(配合・焼付け条件に依存)。

  • ライン適性: 実ラインでは付着物の種類・温度・清掃方法で最適解が変わります。御社ではSLKシリーズなど複数グレードを持ち、高タック性/低摩擦性などの特性設計で用途に合わせて最適提案されています。

シリコンベルトコーティングの種類と仕様

SLKシリーズ

品番
SLK-30
SLK-30Ⅱ
SLK-50
SLK-70
SLK-C
硬さ(タイプA)
28
30
50
70
70
引裂き強さ(N/mm)
20
20
2
4
6
切断時伸び(Mpa)
400
420
60
110
113
色調
薄黄
淡緑
低摩擦性(滑り性)
×
×
△~○
△~○
耐摩耗性
タック性
×
強度
△~○
△~○
×~△
導電性
×
×
×
×
特徴
耐摩耗性・高タック性・弾性
耐摩耗性・高タック性・弾性
滑り性
低摩耗性
導電性

  • SLK-30
    耐摩耗・高タック・弾性重視タイプ…高タック性・弾性で、衝撃緩和や把持を併せたい部位に適性。




  • SLK-30Ⅱ
    耐摩耗・高タック・弾性重視タイプ…S-LK30同等の高タック性・弾性で、色や質感の選択が必要なライン識別にも適性。




  • SLK-50
    低摩擦タイプ…離型性と滑りやすさを最優先し、ワークとの相性により選定する。




  • SLK-70
    汎用タイプ…耐摩耗性と適度な滑りをバランス良く備え、広い搬送部位で使いやすい。グリップは控えめで当接・摺動部にも適性。



  • SLK-C
    導電タイプ…帯電を抑えたい搬送に適性で、フィルム・電子部品など静電気対策が必要な部位に適性。




SLK-30
SLK-30Ⅱ
SLK-50
SLK-C


※上記の数値・記号は材料ベースでの特性例とし、 基材・使用用途・加工方法により異なります。 
シリコンコーティングには数種類ございます。 使用用途などによる最適な材料・加工方法を ご提案致しますので、まずはお問い合せ下さい。

シリコンベルトコーティングの仕様


膜厚 0.5-1.5mm(基材や対象部によって選定いたします)

基材 搬送ベルト全般(メッシュ、タイミング、平ベルトなど)

色調 淡緑、白、黒、黄、グレーなど
※コーティングの色は仕様により異なります。

硬度(タイプA) 30°・50°・70°

シリコンベルトコーティングの効果と事例

シリコンベルトコーティングの効果


  • 耐熱・耐寒:高温域でも物性を保持しやすく、低温でも硬くなりにくい。

  • 弾性・クッション性:基材の保護、搬送時の傷・打痕を抑制。

  • 歩留まり向上・保全工数の削減:付着・固着トラブル減により、停止時間や清掃頻度の低減が期待。

  • ホットメルト・粘着剤の“こびりつき”低減 → 剥離・清掃が容易に


  • 食品衛生にも適応しており、食品の搬送・加工・包装ラインで多用途に利用されています。

  • 高グリップ性:高いグリップ力により、水平から傾斜まで安定搬送。 ロボットのアームなどの物を保持する部分や様々な搬送部で利用されています。

シリコンベルトコーティングの加工工程

一般的な加工工程



1.受入検査

  • 基材の点検を行います

  • 再コーティングでベルトの裂けが多い場合できないことがございます。


2.前処理(旧被膜や加工がある場合のみ)


  • 再コーティングの場合、旧被膜除去から行います

  • ベルトに対する加工がある場合は先に加工を行います。(穴あけや歯研磨など)


3.脱脂処理


  • ベルトに溶剤を塗りに含まれている油の除去を行います。



4.プライマー処理


  • 基材とシリコンの密着をよくするためにプライマーを塗布します。



5.焼成


  • プライマーの焼き付けと、最終の脱脂を炉で行います。



6.塗装



  • 特殊塗装機によりシリコンを塗装します。




7.焼成


  • 炉に入れコーティングの乾燥、硬化を行います。


8.検査包装


  • 仕様通りの加工ができているか検査を行い、包装し完成になります。



※シリコン製品に関して、当社ではシリコンの特性を生かした製品を安く提供することに関しては自信があります。また、納期対応に関しましても、ご要望がございましたらご相談ください。

ゴム、シリコン、スポンジのことならシープロン化成にお任せ下さい。
新製品開発のお手伝い、不具合の改善などが得意です。
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